一時帰国中に思うこと

今週のお題「行きたい国・行った国」

 

お題で文章を書くのは初めてです。初めてですが、文章を書くのは好きなのでとりあえず投稿してみようと思います。

 

私は2021年にカナダのバンクーバーに行きました。2年間勤めていた会社を辞めて、1年間の留学に行きました。留学といっても、学校に行きながら仕事もできるビザをもらえたので、勉強以上にがっつりフルタイムで仕事をしていました。

 

私の同級生は、もうしっかり社会人。日本で会社で毎日働いている人がほとんど。

私はそこから飛び出してしまい、ふらふらと海外を漂っていました。

はたから見ると、「仕事を辞めて海外に一人で行くなんてすごいね」なのかもしれませんが、私はいつも、「私一人だけふらふらと社会から飛び出しちゃったなあ」と思うのです。

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※カナダで撮った海の写真です。この記事は文章ばかりになりそうなので、ちょこちょこ写真を挟んでいきます。

 

カナダではもちろん遊んだばかりでなく、たくさん仕事をしました。自分で日本語教師の仕事も初めて、オンラインの授業でたくさん生徒を獲得しました。でも、やっぱり心に残るのは、「ちゃんと社会人をしていないなあ」という気持ち。

典型的日本人なのはわかります。周りの目や社会の圧を考えすぎているのもわかります。海外にいるのに、自由に生きているのに、しがらみから抜け出していないのもわかります。でも、そういうやつなんです、私は。

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海外にいると、たくさんの人に出会います。多くは大学生ですが、私と同じように会社を辞めてきた人や、大学卒業後に就職せずに海外に来た人だっています。もう何十年もカナダに住んでいる人もいれば、これからカナダに永住する予定の人もいます。

 

カナダに行って一番良かったことは、一生交わることはなかったであろう人に出会うことができたことです。いろんなバックグラウンドの人に出会いました。いろんな国籍の人に出会いました。いろんな趣味の人に出会いました。いろんな夢を持つ人に出会いました。

 

この経験は貴重です。そう簡単に得られるものじゃありません。それを幸運にも私は手にしました。これは、活かさなければなりません。そう、得た知識や経験は、どこかで活かさなければならないのです。

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海外で暮らすことは、思ったよりも簡単です。特にバンクーバーには、日本人もたくさんいて、日本食のレストランもたくさんあって、あまり不自由なく暮らすことができるでしょう。そしてただのレストランのアルバイトでも、結構十分な稼ぎを得ることができて、毎日楽しく暮らしていけることはほぼ間違いないでしょう。

でもそれを、私は良しとしません。

 

生きていくうえで、「苦しまなければいけない」と思ってしまう性分です。ぬるま湯でいることがとにかく好きじゃない。みんなと同じようにしなければならないわけじゃないけど、しっかり仕事をして、社会の一員として何かを成し遂げなければならないと思うのです。

 

そのために、私はどこで生きるべきか。

 

ほかにも行きたい国がたくさんあります。このままどこかの国に永住することだって、きっとできるでしょう。でも、日本に戻って生きることも、私の経験を活かすうえで大切な選択肢でしょう。ただ楽しい、で生きてちゃいけないことくらい、この歳になればわかっています。 

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さて。海外に行くことは素敵なことだと思います。

見たことのない景色が見れます。

でも、その先は?

自分は何がしたいの?

 

その質問は、どこにいたって絶対についてくるのです。

海外に行くことをゴールとしていた過去の自分に言いたい。

海外に行って勉強することは、手段に過ぎない。ゴールはずっとその先にある。

 

来月再びカナダに戻ります。

自分に秘めた目標をもって。未来のことはうまく考えられないけど、ただ生きることだけはしないように。

海外にいることは別にえらいことでもなく。どこで生きたって結局は同じで、自分次第なんでしょう。

 

独り言をノンストップで書き続けました。

月曜日のひとりごとです。